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Fuwari_fuwari ふわふわり suwa.exblog.jp

ながのひむかいこんにちは


by SUWANAGANO

震災5ヶ月悲惨なる現状の沿岸の一例


ツイッターなどでの拡散希望いたします
震災から5ヶ月、本日岩手県大船渡で支援続けているMAさんからメールはいりました
転載してもよいとの事ですので、転載いたします

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一昨日、叔父ちゃんが自ら命を絶ってしまいました。我が家と同じく全壊した家の叔父ちゃんです。
同じ地区の近所のおばちゃんも先月おなじことがあり。
60代過ぎた人達がその傾向にあるのでしょうか。家族を想う思考もなくなっている状態なのでしょうが、理由はどれも今後を憂いで悲観してのことです。
市内でも山側に住まわれる方々と沿岸部の住民とでは意識が多少異なります。
家が無くなったほうが良かったじゃないと、瓦が数枚落ちた家の方に直接言われたりもしました。
衣食や生活に最低限必要なものは残っていて、車の被害がなかった方々は、支援物資と聞けば、食糧支給も消耗品、どこへでも出かけました。山側なので漁師でもなく会社も流されてもいないけれど、それでも「足りない」そうなのです。
沿岸部の多くの家は、家、あらゆる漁具や小型船がありましたが、全壊し、すべて流されたので収入もなくなりました。お店はかなり再開しましたが、レジに並べば、買い物カゴを見れば、全壊した家か否かはわかると言われています。買えばいいのですが、食べ、飲み、最低限のギリギリのものしか買えないのです。岩手の人間ですが、正直同じ岩手の人間に嫌悪を感じることもありました。私は本当に汚い心で、まだまだダメ人間だと思うばかりです。
でも、家が全壊した人達が自殺しています。それが現実なんです。子供も辛い、でも団塊世代が更に辛いのかもしれません。支援金とりあえず100万、新築で200万。
祖父母父母子供の大家族が多いのが田舎地区で、浸水区域には家は建てられず、他に土地もない、船も家もまだローンが残り。
息子や娘、孫たちが可哀そうだ、それなら少しでも生命保険もはいるようにと、そんなバカげた思いで自殺する。支援金も義捐金も思うように進まない、ゼロどころではなくマイナスの現実。
叔父ちゃんもおばちゃんも、震災の死と同じ気がしています。悲しく寂しいのが現実です。
お上には伝わらないことがたくさんあり、私達は、毎分毎秒こうやって瓦礫を見ながら生きているのです。
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また、ツイッターでは、大船渡ネットというものを私はフォローしています。

今夜も、大船渡ネットさんのリツイートがあり、私もリツイートさせいただきました

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(以下転載)
≪1≫【大至急】【拡散希望】食材が不足しています野菜類、肉、魚がとうとうなくなりそうです!ネット等にて拡散していただけるようお願いいたします。ご協力お願いします。〒022−0003 岩手県大船渡市盛町下舘下18−1 リアスホール さんさんの会080-5949-7833きくちまさみ
という記事が流れました。
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6月にスタッフが、支援物資を持ち、岩手、宮城にはいりました。
瓦礫と化した沿岸部と数百名を超す仮設住宅の敷地
しかしながら、沿岸部から見える対岸側は車が行きかい、ファミリーレストランで食事を家族でされ
宿泊した仙台の街は、光り輝くネオンと、変わらぬ飲みに歩く多くの人達
支援ではいっていることを聞けば、ありがとうございます、と言葉は返るものの、なにか大きな違和感を感じた事も事実

それが現実、今も現実なのだと、あらためて感じた5ヶ月目にいただいたメールでした

震災直接受けられていない宮城の方からは、避難所におられた方々は、すでに沿岸部に戻られておりますので、私のところには支援物資を送られても困りますとの連絡があれば、
ご主人が居た事を隠されておられながら、夫婦共に被害に遭われなかった会社に勤めることができるのに支援要望されてきていたりして
逆に
宮城内陸部であっても、私の知る中継点をされてくださる方々は、休日になると、東京の大学に通う子供さんや子供さんのお友達まできて、ご家族で瓦礫撤去に行ったり
自宅の出すことのできる物資を必死に集めて被災された方々にお届けしたり
岩手大船渡であっても
被災されながら、被災地を回れたり支援されたりしている薬屋さんがあったり、盛岡から沿岸部にずっと支援してくださっている方もおり、と

考えさせられることばかり
そのなかで、何をしたらよいのか、どう生きていけばいいのか
自分のできることを再考していけたらよいな、と、思います

6月に被災地に支援に行ったうちの一人が本日このメールを読んだ後、話しました
仮設住宅に行ったとき、僕らをよそ者何しに来た、と、
にらむように、他を拒絶するように自分を見たじいさんが
死んだ親父にだぶって、、、そんな年寄りの人達がたくさん居るんだよ
自ら命を絶つなんて、それだけはさせたくなあ、辛すぎるよな

他人を批判することも、非難することも、実は簡単な事
でも、被災地でも、被災地でなくても、生きていくために必死に働いて生活しているのは同じ事
ならば、せめて、生きていくことが現実として自分より困難な人が居るのなら
それをどうにかしようと、想い、何等かの行動をすることは
生きている人間として、親から生を受け子供達に将来託す私達の成すべき最低限のやるべきことでもあるように、思います
当たり前のことを、当たり前に思い行動する事を
自ら今後も問いかけ生きていこうと思います

大船渡から、貴重なメールをいただきました
掲載させていただきました
もしよろしければ、ツイッター拡散お願いいたします
by suwanagano | 2011-08-11 01:34 | 連絡